2018.3.31. Sat
チムグスイのこと

自然療法の講座をしながら、こんなことを言っては元も子もないのだけれど、
正直「ナチュラル」「ケミカル」とか「健康」「不健康」とか「正しい食事」「悪い食べ物」とか、
そういう二元論には全く興味がなくて。
それよりも伝えたいのは、大きな自然に想いを馳せた時に見えてくる世界の在り方。
空と海と土と川と、
そこにいる鳥や魚や虫や動物や植物や、それぞれがその場であるがままに在りながら、
全てが繋がりあい響きあい、ひとときも同じ時はなく絶えず変化し続けて、
毎瞬毎瞬「世界」という壮大な調和したARTを創造している。
晴れや曇りや雨や嵐や、春夏秋冬に優劣も正誤もないように、
全ての現象は過不足なく必要な時に必要なことが起きていて。
その世界にチューニングが合った時に感じる圧倒的な安心感。
目の前に現れる全ての出来ごとに成功も失敗もなく、
人丸ごとの存在に長所も短所もなく、
湧き上がる感情は喜びも痛みも、美しさも不様さも、全ては等しく尊く、
繋がり合う世界の中で、毎瞬完璧に調和していて、
そこには「愛」しかないのだと、
本当にそう思えるのです。
その満ち足りた感覚。
その感覚で自分の内面を、自分の人生を見つめた時に湧き上がる肯定感。
出会う人たちに、現れてくる物事に、
繋がり合う全ての生命に湧き上がる感謝の気持ち。
それこそが、まさに「チム(魂)」の「グスイ(薬)」になるのだと、そう信じているのです。
もちろん私も普段は世俗にまみれあくせく働く身(笑)。揺れもするし迷いも沢山。
凡人で凹んでばかり。
でも講座の時は、大きな世界に想いを馳せて、その素晴らしい感覚のなるべく近くまで、皆さんと一緒に旅をしたいのです。
「私」という存在はあくまでもその為の「媒介」に過ぎなくて、
皆さんにいつもと違う世界の在りようを感じてもらえるように、
そのためにまずは私が大きなものと繋がった在り方で皆さんの前に立つ。
とても大袈裟ですが、根っこではこんなことを感じながら、講座をさせていただいています。
真っ直ぐに現れた太陽の光は、そのまんま、真っ直ぐ進みなさい、と言われたように感じて。
普段書かないようなことを書いてみたい気分になりました。
長文失礼しました。
読んでいただいてありがとうございます。